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お風呂に入る目的をご存知ですか?
2020-10-11
皆さんもお風呂に入ると疲れがとれる経験をされていることと思います。今回はお風呂で病気の予防が出来るお話です。シャワーではその効果は望めません。
まずお風呂に入る目的は、
- 体温を上昇させ抹消循環を上げ免疫力を高めること
・体温が1℃下がると白血球機能(免疫能)が37%減少
・基礎代謝 12%減少
・体内酵素の働き 50%減少
します。体を冷やして風邪になったり、癌やアレルギーにもなりやすくなります。がん細胞は42.5℃で成長能力が低下します。
- 体に水圧をかけること
むくんだ下肢に溜まった疲労物質を体内に戻し腎臓で濾過して排泄を促します。腎臓や膀胱に圧力がかかるので子供はよくお風呂でおしっこしたくなる理由です。
- 浮力で体重を軽くすること
お風呂に入るとアルキメデスの原理で体重が減少。浮力は造血能があがり新しい血液を作ります。よって免疫能を上げます。貧血の女性が半身浴で上半身の温度を下げ浮力もかけないと造血せず乳房の温度も下げ乳がんも発症しやすくなります。
以上です。
またHSP(Heat Shock Protein)という熱ショックタンパクは、火傷やけがで分泌され組織を修復するものですが、熱いお風呂にはいり3日でHSPが出るようになると言われています。
よって風呂は熱い温度で顎まで入ることが重要です。(もちろん血圧が高いなど基礎疾患をお持ちのかたは注意が必要です。また寝る前にリラックスしたいときなどはお勧めできません。)これは末梢血管を改善し体温を上昇させてうつ病やアレルギー、癌、自己免疫疾患などにならない平熱を36.5℃以上にする習慣をつくります。
追記
昔からお風呂の温度は42℃といわれていますね。それ以下をすすめる考えもあるようですのでご自身にあった温度設定をされてよいと思います。私(原田)はがん細胞が成長しなくなるのが42,5℃なので43℃に設定しています。カラスの行水ではだめなので芯まで温めますので季節により入浴時間が異なります。今まで入院経験なし、開業して28年になりますが病欠0です。熱発は15年ぐらいしていません。それから風邪や新型コロナもそうですが熱が出るのはウイルスを排除するためですね。
(この文章の内容は医療法人社団誠敬会誠敬クリニック院長 吉野敏明先生のお話を引用しています)
危険な孤独
2020-10-04
昨日、あいうべ体操で有名であります今井一彰先生のお話をお聴きしました。
その中で孤独になるとコルチゾルというホルモンが出て酸化ストレス増加し短命になるというお話が心に残りました。データもあり、免疫力も下がりウイルス感染しやすくなると。
コロナの影響でステイホーム、新しい生活様式により孤独感を感じる人が増えたことは確かと思います。自殺者も急増しています。
やはり人と接することが大切なのだと思います。人に接することで、オキシトシンという反コルチゾルホルモンが出て酸化ストレス抑制、免疫力もアップ、寿命も延びるようです。極端な話、ハグしたほうが免疫力が上がりウイルス感染しにくい考えもあるようです。
ここは少しづつ、脱ー新しい生活様式に進むべきかと思っています。経済の問題だけでなく人の命を救うためのもGO-TOしよう。
未病
2020-09-27
未病という言葉をご存知ですか?未病とは約2000年前の中国最古の医学書「黄帝内経(こうていだいけい)」を起源とする言葉で最近注目され始めており、神奈川県ではその未病対策を積極的に取り組んでいるようです。その定義は「健康と病気を二分せず、心身は健康と病気の間を連続的に変化するものとし、このすべての変化を表す概念」とされています。
お口の健康は全身の健康という認識が広まりつつありますが、まさしくお口の問題が全身の未病と言えると思います。歯の欠損や歯周病は、認知症、糖尿病、心臓病、脳梗塞、動脈硬化、肺炎、バージャー病、アルツハイマー型認知症、骨粗鬆症、低体重児出産・早産などと関連性があることが分かってきています。
今後の課題として、歯科で未病の概念を取り入れていくには、口腔疾患の診査法は多くありますが、口腔の不健康のシームレスな段階が全身の病気の発生のどの位置にいるのかという”未病の視点での見える化”」という点にあるようのい思います。もちろん、歯科疾患だけでなく、生活食習慣、他の病気の関連も考慮しなければなりませんので多くの知識が必要になりますね。
(添付の図は神奈川県のHPからのものです)
コロナより怖い「誤嚥性肺炎」ー文春の記事
2020-09-12
日本の誤嚥性肺炎の死者は年間38000人程ですので、この文春今週号の「死者はコロナの30倍」は正しいですね。
誤嚥性肺炎は口腔内を不潔にしているとその細菌が肺に流れて肺炎を起こすものです。若い人は嚥下機能などの口腔機能がしっかりしていれば誤嚥性肺炎は起こしません。高齢者になり筋力低下に伴い嚥下能力の低下(筋力の低下で舌が喉の方に落ちやすい場合など)してくると発症しやすくなります。
①よくむせる②ろれつが回らないなどの症状のある方は要注意です。
予防は、㋐口腔ケアで口を清潔にすること㋑口腔機能低下を防ぐ(口腔周囲筋の筋力をつける)・・・これはトレーニング方法があります。㋒口腔機能だけでなく首から下の筋力アップも大切ですで適度な運動も必要です。㋓その他
歯科医院では誤嚥性肺炎を起こしやすいか口腔機能を検査し指導にて予防することが出来ますのでご相談下さい。